新聞の記事から
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作成日時 : 2006/04/04 23:47
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読売新聞の「編集手帳」から。
―こみ合う電車で、米国人らしき体格の立派な婦人が二人分の席を独占している。そばの男性客が口走っていわく、「挽臼め、寄りやがれ」。終戦後、まもないころという。と、婦人はにっこりほほえんで、席を詰めた。どうやら、「挽臼め」が、「エクスキューズ・ミー」に聞こえたらしい。国語学者の金田一春彦さんが、「ことばの歳時記」(新潮文庫)に書き留めている。略―
これを読んでいて、ある逸話を思い出しました。ある日本人が、アメリカでレストランに入り、水をいっぱい所望しました。もちろん、英語です。ところが、なかなか水をもらえません。業を煮やした件の日本人、とうとう、「ワリャー、水もってこいっ!」というと、水をもらえたとか。「ワリャー」が「水」の英語、つまり、「ウオーター」に聞こえたのでしょう。(アメリカでは、Tの音がRの音に変わることがよくあります。)
で、この記事の著者は、最近話題になり始めている、「小学校でも英語を必修にする?」という問題に対して思いを述べており、「いつまでも『寄りやがれ』流では困るけれど、自分の国の言葉で、自分の思いを他人にきちんと伝える力を育てることの方が先決ではあるまいか」と結んでいます。母国語で思いをちゃんと伝えられる人は、訓練さえすれば、外国語でも、同じようにすることができると私も思います。自分の思いを伝えると同時に、相手の思いを受け留める力を育むことの方が、まず先だなあと感じる今日このごろです。
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